沖縄での生活とそこに息づく生き物たちの生活を綴ったブログ 許可なく当ブログの写真の使用、複写を禁じます。当ブログに関してご意見・ご感想・写真貸出等のご用名は下記アドレス宛にお願いします。ryukyum1973@yahoo.co.jp
by くま次郎
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カテゴリ:甲殻類( 110 )

ミネイサワガニ 石垣島産
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沖縄県石垣島 2018年3月

石垣島で記録されているサワガニ3種の中でミネイサワガニは最小種で、国内最小種でもあります。甲幅は大きいものでも2センチ内外。きちんと計測してデータを取っていませんが、メスのほうが大きくなる傾向にあるようです。本種は石垣島内で最も広く分布しているようで、少しの流れのある水辺があればどこにでもいるという感じです。ときに伐採地の中に取り残された、半ば乾燥気味の湿地で見たこともあり、小型ながらも逞しい1面もあるようです。このサワガニも沖縄諸島、奄美群島にはいない系統で、やはり台湾に似たような小型のサワガニが何種か生息しているようです。

撮影機材:OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macro/STF-8 Twinflash

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by kumaken0820K | 2018-04-08 21:20 | 甲殻類
ムラサキサワガニ

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沖縄県石垣島 2018年3月

知人の間では大のサワガニ気ちがいと言われている私ですが、案外八重山のサワガニに関しては数える程しか撮影していませんでした。9回目となる今回の石垣島遠征でも本来はあまり撮影しないカエル、蛇を中心に撮り、サワガニは数枚で終わりました。別に八重山のサワガニに魅力を感じていないわけではないのですが。。簡単にたくさん見つかるあまり後回しにし過ぎて気付いたら滞在最終日の晩になり、やっつけ仕事的に撮るというのがいつもの流れです。さて写真のサワガニは石垣島生息のサワガニ科4種のうちで唯一の固有種ムラサキサワガニGeothelphusa marginata marginata  
)です。かつては西表島のカッショクサワガニと亜種関係にあったようですが、最近は両者が独立種として扱われるようになったようです。
本種は主に湿地帯、河川の支流の流れの穏やかな場所の土手や転石、倒木の下などに穴を掘って住んでいます。他2種のサワガニ科と比べ、水辺への依存度が強いらしく、巣穴から出て行動するときはだいたい半身水に浸かる様な場所にいることが多いように思います。外観のイメージとしては肉厚で歩脚に微毛を有しているところから見て、沖縄島などに生息するアラモトサワガニの大型版を彷彿させますが、全く別の系統のようで、お隣の台湾に生息するミヤザキサワガニなどに近縁なようです。(そもそもムラサキサワガニとミヤザキサワガニは同種として扱われている時期があったようです。)八重山諸島の動植物相は台湾に共通するものが多いようなのでおそらく八重山のサワガニ3種なども沖縄諸島、奄美群島のサワガニ達とは異なる系統なのかもしれません。

撮影機材:OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO/STF-8 Twinflash+FL-300R×1





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by kumaken0820K | 2018-04-05 21:15 | 甲殻類
サカモトサワガニ 徳之島産
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by kumaken0820K | 2017-12-07 11:28 | 甲殻類
サカモトサワガニ 沖縄島産 幼体 北部産と中部産の比較
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国頭村産

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中城村産


以前から気になっていた沖縄本島産サカモトサワガニ(Geothelphusa sakamotoanus)の地域変異。北部産の大宜味村塩屋湾以北の個体群は大体甲が扁平で額部にある段差の隆起が明瞭です。一方中南部産は甲に厚みがあり、額部の隆起が明瞭ではない傾向にあるように感じました。そして今回比較のために用いた幼体の標本を見ても甲の形状や歩脚の長さに変異があることがわかりました。



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by kumaken0820K | 2017-11-30 18:04 | 甲殻類
サカモトサワガニ 6産地 
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沖縄本島産
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徳之島産
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奄美大島中南部産

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奄美大島北部産
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加計呂麻島産
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喜界島産
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宝島産

今秋に渡った奄美群島加計呂麻島で図鑑の表記にあるサカモトサワガニの全産地の生態写真を記録しました。
場所によっては険しい地形、気象条件、滞在日数などなど捜索が難航することもありましたが、全て成熟したオス個体
を撮影することができました。このように並べてみると色や形、大きさも様々で、うち4つの産地(加計呂麻島、奄美大島北部、喜界島、宝島)は別種のような気がしてなりません。


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by kumaken0820K | 2017-11-24 08:51 | 甲殻類
オキナワオオサワガニ 名護市産
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[ 沖縄県名護市 2017年11月 ]

本日は寒波の影響で今年初の冷え込みとなった沖縄島北部です。ここまで来るとよほど暖かい日が3日前後続かなければサワガニの野外観察は難しい季節です。写真は名護市産のオキナワオオサワガニ(Geothelphusa grandiovata )。本種は沖縄本島固有種で島内での生息地は北部へ行くほど密集し、名護市以南、本部半島では点在しています。実際このような地域では土地改良や住宅地の造成で生息域がかなり限定されており、ほとんどが僅か100メートルの範囲内に数個体が残存するような危機的な場所が多いのが現状です。名護市の個体群においても、古くからの森林伐採などにより、一時環境が破壊されたためか、生息地はかなり限定されています。僕が知る限りでは1カ所のみで、川沿いの湿地にある斜面50メートルの範囲内に10個体程度の成体が巣穴を掘って細々と暮らしています。

< OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO/STF-8+FL-300R >

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by kumaken0820K | 2017-11-19 21:59 | 甲殻類
加計呂麻島産サワガニ若齢個体 3タイプ
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by kumaken0820K | 2017-11-10 17:34 | 甲殻類
オキナワミナミサワガニ

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by kumaken0820K | 2017-11-10 10:50 | 甲殻類
リュウキュウサワガニ 奄美大島産
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美大島、徳之島固有種で甲幅は2センチほどの小型種。河川上流部の早瀬の転石下に棲む。沖縄諸島生息のアラモトサワガニ(Geothelphusa aramotoi)、ケラマサワガニ(Geothelphusa amagui)と同様、水中生活に依存し、陸上に出ることはほとんどない。
琉球列島で記載されているサワガニ科の中ではカクレサワガニに次いで生態写真情報の少ない種で、筆者は少ない生態情報を頼りに5回奄美大島に渡り、毎回ハブの巣くう沢条の奥深くまで潜入し、今回やっと畳1畳分ほどの中州の転石下から3匹のメスを見つけた。しかしながらオス個体をまだ得られていないので、リュウキュウサワガニの撮影は長期戦を強いられそうだ。





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by kumaken0820K | 2017-11-06 16:45 | 甲殻類
アマミミナミサワガニとカクレサワガニ 
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アマミミナミサワガニ (Amamiku amamensis )

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カクレサワガニ ( Amamiku ocuulta )

現在日本産サワガニ科(Potamidae)は4属記録されています。その一つAmamiku属のアマミミナミサワガニカクレサワガニを比較してみました。前者は奄美大島・徳之島の固有種(筆者は2017年8月 加計呂麻でも確認した)、後者は沖縄諸島渡嘉敷島の固有種です。両者の生息地奄美諸島と渡嘉敷島との間には5種類ものサワガニが記載されている沖縄本島が在りますが、何故かここではAmamiku属のサワガニ科は発見されていません。カクレサワガニが別属のトカシキミナミサワガニの仔ガニに紛れていたため、発見が遅れた経緯から沖縄本島北部でもそのうちオキナワミナミサワガニに紛れていたAmamiku属が見つかるのではないかと期待しています。

※カクレサワガニは2017年より種の保存法で希少種に指定され、現在は捕獲、譲渡、売買が禁止されている。写真は指定前の2014年に現地の宿で撮影


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by kumaken0820K | 2017-11-06 10:58 | 甲殻類