オオベンケイガニ
2015年 06月 07日
この晩は西表島の周回道路をひた走りました。目的地は決まっていませんでしたが、途中イリオモテヤマネコらしき動物を見たので、その勢いで拠点のある東部から西部まで走り通しました。もちろん原付でです。そして終点で折り返し、上原集落のマングローブ林で撮影してみることにしました。大体は沖縄本島にもいるクロベンケイガニ、ヒルギハシリイワガニといったごく普通種ばかり。しかしその中で一際目立つカニがいました。オオベンケイガニです。本州には生息していないマングローブ沼沢地特有のカニで、最大甲幅は40ミリに達するようです。写真はまだ若い個体で甲幅はクロベンケイガニ(最大甲幅32mm)とほぼ同大です。大まかな特徴は目が赤く甲背面がヤスリのようにザラザラしている点です。いかにも悪役面で、それに伴って気性の荒さもクロベンケイガニ以上のように見えました。ただ不思議なのは威嚇の際は鋏をあまり振り上げず、幽霊のようなポーズを取るところです。
< OLYMPUS E-3/SIGMA DC 18-50mm MACRO F2.8 /STF-22 Twinflash >