トカラハブ 宝島産
2014年 10月 10日
本当はやんばるへ向かう予定が台風で行かれなくなってしまったので、また暇つぶしの更新です。
写真は昨年の夏に行ったトカラ列島宝島で撮影した宝島・小宝島固有種のトカラハブです。ハブだけに致命的な猛毒を持っていそうなイメージですが、実際のところ日本在来のハブで最も毒が弱いそうで、地元の人も咬まれたらわざわざ診療所へ行かず、自分で治療してしまうそうです。それにしてもこのハブの生息密度は半端ではなく、林道、畑、集落どこでも複数の個体を見かけました。これまでに人里で見かけたのはせいぜいアカマタくらいだったので、毒蛇がこんな間近でうろうろしているのには驚かされました。写真の個体は滞在最終日サワガニの撮影をしに森へ分け入ったときに遭遇した個体で、大きさは1メートル近くありました。今までハブ、サキシマハブと撮影してその俊敏さ、凶暴さを念頭に置いて試みましたが、意外にも大型のものほど大人しいように感じました。
< OLYMPUS E-3/ ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5 /内蔵ストロボ+ディフューザー+FL-36R >
トカラハブの生息地 星マーク