オキナワアオジョウカイ 2014
2014年 03月 05日
数日前の予報では晴れと出ていたので相当に今日は期待していましたが、まさかの曇天、ときどき小雨、強い北風といった
最悪の天候条件が重なりました。まあ嵐を呼ぶ男なので仕方ありませんが、何も全部休日に重ならなくても。。
あまりにもムカついた。。。いや何かしら成果が得られるかもと淡い期待を胸に北風を切り裂きながらやんばるへ強行しました。現地はやはり荒天。もはや春の朗らかな森を舞う昆虫たちの姿はありません。ただ聞こえるのはイシカワガエル1頭の寂しそうな鳴き声と撮影者を嘲笑うかのように”ウッキャッキャッキャッ~ッッ!!”と響くヤンバルクイナの鳴き声。。でしたがシマイズセンリョウの葉を見上げると1匹の昆虫の影が。大きい。。こんな時期に出る虫、さてはヤツか! そっと手を差し伸べるとその虫はポロリと下へ落下
。しまった!!!と足元をみると見事にポーズを決めて止まってくれていました。ヤンバルの固有種オキナワアオジョウカイです。寒いせいかあまり活発ではなくじっとしていてくれています。本種は毎年この時期遭遇してはいますが、いつも逃げられたり、落ち着いて撮影できなかったりで、いいポージングを撮れないでいました。今回こそは。。といつも以上に念を入れますが、撮影条件が最悪でした。まさに暗がりで強風MAXそしてタイミング悪く小雨が降りはじめました。こんなときに限って。。とにかく雨粒が樹上の葉の合間を抜けて虫が止まっている葉に落下し始める前に手早く撮影しました。たった15分間のできごとでしたが、ストロボなど設定を微調整しつつ40カットを撮影うち使えたのはこの1枚だけ。本当に天候さえ良ければ申し分ない状況で撮れたのにと思いましたが、それはそれで虫の動きが活発になって3カット程度で逃げられていたかもしれません。最悪の条件下でもプラスはあるものだなと気付かされました。
< OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0+EC-14 Teleconverter
/STF-22 Twinflash +FL-36R >