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フチゾリネッタイコシビロダンゴムシとヤエヤマコシビロダンゴムシ

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フチゾリネッタイコシビロダンゴムシ
Cudaris iriomotensis

[沖縄県石垣市 2013年10月]

今頃になって石垣島の山中で刺されたと思われるダニ刺されが痒くなってきました。蚊などに刺された時と違い、数ヶ月に渡って痒みが退きません。酷いときはその部位が膿んでしまい、こうなるとまた厄介です。今回は足、脛、両腕、首筋、わき腹をやられたので、ほぼ全身に及ぶ”鈍い痒み”の凄まじさは半端ではありません。おそらく年末ぐらいまではこの痒みと付き合って行くのでしょう。。
さて冒頭長くなりましたが、ダニとは無縁のダンゴムシに今日は登場してもらいました。前回の記事でもお話したように、これもサソリ探しの副産物的に出会った生き物です。実は僕にとってダンゴムシは生き物に興味を持つきっかけになった生物で、幼少期の頃は薄暗く、カビ臭い実家の裏庭で大量のダンゴムシと戯れていたそうです。そんなダンゴムシにレンズを向けたのは何年ぶりでしょうか。(むしろ一度も向けていない?)
とにかく本土にいるダンゴムシと様子が違ったので興味深かったのです。さすがにこんな日本のほぼ端っこの島のダンゴムシなんて名前がわかるはずがなくネットを漁っていたわけですが、そこで面白い本を見つけました。”ダンゴムシの本”という一般向けのハンドブック。迷わず購入しましたが、これが実に面白い本で、これ一つで国内のダンゴムシの種類から生態がまる解りになる優れものでした。なんだかダンゴムシにもハマリそうな予感。いつのまにか話が脱線してしまいすみません。。で、本題の写真のダンゴムシはその本によれば、石垣島、西表島固有種のフチゾリネッタイコシビロダンゴムシ だそうで、頭部前縁がオレンジ色に縁取られるのが特徴のようです。本土に多産するオカダンゴムシとは生態が大きく異なり、やや乾燥気味の林内を好み、分布も局所的とのことでした。そんなちょいレア種だとも知らず、適当に4カットで終わらせてしまったことに少し後悔しています。下の写真はヤエヤマネッタイコシビロダンゴムシと思われる種。やや細身で色も淡い色合いをしています。

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ヤエヤマネッタイコシビロダンゴムシ(?) Cudaris sp

<OLYMPUS OM-D EM-5/M.ZUIKO DIGITAL ED60mm MACRO F2.8/FL-300R+ディフューザー>





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by kumaken0820K | 2013-11-06 23:14 | 甲殻類

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by くま次郎
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