沖縄での生活とそこに息づく生き物たちの生活を綴ったブログ 許可なく当ブログの写真の使用、複写を禁じます。当ブログに関してご意見・ご感想・写真貸出等のご用名は下記アドレス宛にお願いします。ryukyum1973@yahoo.co.jp
by くま次郎
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トカシキミナミサワガニ
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[ 沖縄県渡嘉敷村 2014年7月 ]

渡嘉敷島固有のサワガニ3種で2番目に大きなトカシキミナミサワガニです。本種が属するCandidpotamon属の雄は成熟しても片側の鋏脚が肥大せず、均等な大きさです。なので一見しただけでは雌雄の判別はできません。個体数は割合多いのですが、ミナミサワガニは流量の安定した場所でないと見られないので、ハブの巣くう渓流を探るしかありませんでした。沖縄島に帰ってから購入した「日本の淡水性 エビ・カニ 102種 」(誠文堂新光社)という書籍によれば本種の最大甲幅は42mm。沖縄諸島生息のミナミサワガニ3種で一番大きくなるようです。以前も紹介したトカシキオオサワガニもオオサワガニでは最大種なので、本当に渡嘉敷島は面積が狭い割には巨大サワガニの宝庫だなあと思うのです。度々水不足に悩まされる島環境でこれだけ生き物を巨大化させる要因は何なのでしょうか。
この属のサワガニは琉球列島の沖縄諸島・台湾に分布するので本州では馴染みのないサワガニたちです。不思議に思うのは、Candidpotamon属の国内での分布が沖縄本島とその周辺の離島(渡嘉敷島・久米島)に限られる点です。台湾にも分布するのなら八重山諸島の石垣島・西表島にもいてもいいのではと思うのです。まあ本種に限ったことではなく、琉球の島々に生息する生き物たちの分布は謎だらけなわけですが。。

< OLYMPUS OM-D EM-5/ ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5 +EC-14 teleconverter+MMF-3 mountadapter /STF-22 Twinflash >




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by kumaken0820K | 2014-07-31 14:41 | 甲殻類
アシグロウマオイ 渡嘉敷島産
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[ 沖縄県渡嘉敷村 2014年7月 ]

渡嘉敷島滞在中は好天に恵まれましたが、昆虫撮影においては決していい条件ではありませんでした。昼夜問わず森は干からび、虫たちの動きは下火です。そんな厳しい状況でも一際元気な声で鳴く虫がいました。アシグロウマオイです。この虫に最後に会ったのは、昨年に行った琉球列島最北の島トカラ列島口之島以来です。本州、九州にはいない虫ですが、考えてみると琉球列島における本種の分布はかなり広範囲だということに気付かされます。(ちなみに沖縄島にも普通にいます。)この虫の魅力、それは雄の羽が風船のように膨らんだ形をしていて、鳴く虫では最も奇妙な姿をしているところです。そして気になる鳴き声ですが、ウマオイとつくからには童謡の”虫の声”に登場するウマオイのスーイッチョン♪を連想しますが、これがまた全然違い、本種の鳴き声はギュギィィ・・♪と連続して鳴きます。その音はお世辞にも美声とはいえませんが、やんばるでこの虫の声を聞いていると沖縄の夏が中盤に差し掛かり、秋の足音が近づいている。そんなように僕は感じます。

< OLYMPUS OM-D EM-5/ZUIKO DIGTAL ED50mm F2.0+EC-14 Teleconverter+MMF-3 Mountadapter/STF-22 Twinflash >


            
DATA 

◎ アシグロウマオイ Hexacentrus fuscipes

直翅目 コオロギ亜目 キリギリス科

体長:17~23mm 
分布:南西諸島(奄美大島以南とありますがトカラ列島でも確認)、小笠原諸島

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by kumaken0820K | 2014-07-30 21:05 | 昆虫類
トカシキオオサワガニ
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[ 沖縄県渡嘉敷村 2014年7月 ]

渡嘉敷島に渡った最大の目的。それはこの5年間続けてきた沖縄諸島生息のサワガニ写真ラインナップを完成させるためでした。今までのサワガニ探しで最も危険で険しい行程でしたが、僅か2泊3日でなんとか達成することができました。
最新のデータでは日本全国に生息するサワガニ科のカニは25種。うち12種が沖縄諸島に生息しています。そしてその中で渡嘉敷島に生息するサワガニは4種。これは沖縄本島生息のサワガニ5種に続く多さで、(全国的にも2番目)うち3種は渡嘉敷島固有種です。
写真のトカシキオオサワガニ は渡嘉敷島のサワガニの代表といえるような種で、甲らの幅は最大約53mm。沖縄諸島に生息するオオサワガニ4種中一番大きくなり、これは日本最大のサワガニということにもなります。現在は島ごとに別種扱いとなっているオオサワガニですが、以前は全て亜種のような括りで分類されていたようで、本種はその中で一番初めに発見され、学名の与えられた種類のようです。つまり元祖オオサワガニというわけです。見てみれば学名の末端にある命名された年号が1898年とあるので、このサワガニの歴史は相当に古いものだということが伺えます。沖縄諸島生息のオオサワガニが4つの種に分けられたのは2006年とつい最近の話なので、約108年間も保留だったということなのでしょうか。話は飛びますが、渡嘉敷島において本種の生息域は農地と隣接していて、探しやすかったのですが、やはり種としての特徴がよく表れている大型の雄個体を探すとなると、非常に大変なものでした。滞在中は観光客には嬉しいピーカン晴れでしたが、サワガニはある程度空気が湿った条件でないと活動が鈍るので、若い個体や雌は活動していても肝心な大型の雄は巣穴からほぼ出ません。今回は滞在日程が短く、2晩しかチャンスがなかったので、最終日で危険承知でハブの巣くう渓流歩きを慣行しましたが、良好な生息環境は見つけられても、大型雄個体は全て巣穴の奥へ逃げられ、時折除く巨大な鋏を恨めしく眺めたものでした。また初日にメイン機の一眼レフが故障したのでモチベーションも下がりました。結果完全体の雄は撮影できなかったわけですが、本種の一番の特徴であるオレンジ色が良く出ている若齢と成体の中間のような個体、そして抱卵個体はなんとか撮影することができました。伊平屋島のイヘヤオオサワガニを撮影したときもカメラの故障などでモチベーションを崩し、目標の大型雄個体の撮影はならずで終わりました。このジンクスはいつになれば解消されるでしょうか。。

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抱卵する雌個体
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脱皮間近の個体



< OLYMPUS OM-D EM-5/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5+EC-14 Teleconverter+MMF-3Mountadapter/STF-22 Twinflash >


DATA

◎ トカシキオオサワガニ Geothalfusa levicervix Rathbun,1898

エビ目 サワガニ科 Geothalfusa

甲長:53mm
分布:渡嘉敷島



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by kumaken0820K | 2014-07-29 19:12 | 甲殻類
ハブ 渡嘉敷島産
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[ 沖縄県渡嘉敷村 2014年7月 ]

ウワサによれば渡嘉敷島は沖縄島周辺の離島の中でハブの多い島として有名のようです。生き物に興味があろうとなかろうと渡嘉敷島を知る人が口を揃えて言います。僕自身はもともとハブ運(?)がそれほど高くないので、たぶん出会えても2・3匹程度だと思っていました。しかしその予想は覆され、初日の晩に最初にエントリーした沢でサワガニに夢中になるあまり子ハブを誤って踏みそうになり、さらには帰り際に側溝にハマったホルストガエルを撮影しようと覗き込もうとしたら、その縁に同サイズのハブが1匹。。それだけでは終わらず、2日目の晩は2箇所目に入った長い沢で、中盤に差し掛かるところで垂れ下がる潅木に巻きつく1メートル強の個体にギョッとし、もうさすがにいないだろうと、沢を下って出口の段差を飛び越え着地した瞬間に真横(僅か50センチの距離)に写真の個体が鎮座していました。あと一歩間違えば踏んでいたか、刺激して咬まれていたかというところ。。そして最後のポイントでも同じパターンで段差を飛び降りた瞬間に驚いたハブがサーっと逃げて行き、これまた危ないところでした。。やんばる歩きがあまりに平和すぎるので平和ボケしていたのかもしれません。このようなハブの犇く環境こそが本来恐ろしいとされる沖縄の森なのでしょう。

< OLYMPUS OM-D EM-5/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5+EC-14 Teleconverter+MMF-3 Mountadapter/FL-36R >

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by kumaken0820K | 2014-07-28 14:48 | 爬虫類
ホルストガエル 渡嘉敷島産
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[ 沖縄県渡嘉敷村 2014年7月 ]

やんばるの話題の途中ですが、ちょいとながらこの前の渡嘉敷島のネタを。。
やんばる(=沖縄島北部)に生息する沖縄県指定天然記念物のカエルにホルストガエルという種類がいます。実はついこの前までこれはやんばるだけに生息するものとばかり思っていたのですが、なんと慶良間諸島の渡嘉敷島にもいるということだったので、これは是非撮影せねば!とサワガニ撮影のついでに撮影してきました。小さな島の生き物の個体群はだいたい少なかったりすることが多いのですが、意外にもこのカエルは簡単に見つけられました。道端の側溝の中に落ちていたり、渓流の淀みに必ずと言っていいほどいるのです。やんばるの個体群と比べると小柄なものが目立ったので、おそらく狭い島のいつ枯渇するか分からないような渓流環境に適応した結果なのでしょうか。それにしてもある程度水量、流量が必要そうな大型の渓流性カエルがよくこの水不足の頻繁に起きる島で生き延びて来れものだと感心してしまいます。あまりの多さに最後のほうはあまりありがたみを感じていませんでしたが、渡嘉敷島の険しい山々に昼夜問わず響き渡る彼らの勇ましい”グウォン!!”という鳴き声はどこか風情がありました。写真は喉の鳴嚢(めいのう)を膨らませて鳴いているところ。

< OLYMPUS OM-D EM-5/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5+EC-14 Teleconverter+MMF-3 Mountadapter/STF-22 Twinflash+FL-36R > 


DATA

◎ ホルストガエル Babina holusti

無尾目  アカガエル科 babina 属

体長:10~13cm
分布:沖縄本島北部、渡嘉敷島

沖縄県指定天然記念物。レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類



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by kumaken0820K | 2014-07-27 22:17 | 両生類
オオシマルリタマムシ
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[ 沖縄県国頭村 2014年7月 ]

霊峰辺戸御嶽登山で得られたもうひとつの成果はこのオオシマルリタマムシ。なんと言ってもこの美しさは日本の甲虫では5本の指に入るでしょう。見つけた場所は意外なところで山頂の日当たりの良い場所をアオムネスジタマムシなどに混じって飛び交っていました。本種は沖縄生活を始めた当初から一度は見てみたかった昆虫のひとつで、図鑑によれば個体数は比較的多く、南部の市街地に囲まれた公園でも普通に見れるとのことでしたが、僕は探し方が下手なのか、それとも相性が悪いのか、この5年間なかなか出会うことが出来ませんでした。それだけに見つけたときの感動は相当なものでカメラを持つ手は震えていました。その他普段は見るのが難しいリュウキュウムラサキ(蝶)、ハネビロトンボなどもたくさん見られ、下界では暑いあまり息を潜めている昆虫たちが元気に飛び回っている、しかも珍虫ばかりという光景はどこか幻想的なものでした。やはりそこのところは霊峰だけに昆虫たちにとっても神秘的な場所なのでしょうか。

< OLYMPUS OM-D EM-5/M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 MACRO /FL-LM2+ディフューザー >


DATA

◎ オオシマルリタマムシ  Chrysochroa fulgidissima alternans Waterhouse 

甲虫目 タマムシ科 Chrysochroa 属

体長:25~40mm
分布:沖縄本島、沖永良部島、徳之島、奄美大島

本州以南に生息するタマムシの亜種。本亜種はクワノハエノキに産卵する。

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by kumaken0820K | 2014-07-27 18:31 | 昆虫類
カラスヤンマの交尾
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[ 沖縄県国頭村 2014年7月 ]

昨日は国頭村の最北に聳える霊峰辺戸御嶽の登山にトライ。標高は石垣島の野底マーペーくらいでしょうか。石灰岩のゴロゴロ転がる足場の悪い行程を3キロの機材を背負い登りました。そしてあと少しで頂上という祠のあるところで樹上にカラスヤンマの交尾態がいるのを見つけ、慌てて機材取り出すも望遠を原付に置き忘れていたことが発覚。。あちゃ~と思いながらも、以前ウェブで阿嘉島のアサトカラスヤンマが交尾に約20分費やしていたという記述があったのを思い出し、その場に機材を置いて、約10分かけゴロゴロ石の斜面を転げ降り、50-200mm望遠レンズ持って再度同じ行程を上がりました。でもここで体に異常が。。足、膝が笑ってまともに歩けず、息切れもキツイ状態。。半分これは時間内にたどり着けないかもしれない、というか山から出られるのかと思いながら、最後の50メートルは這うような姿勢で機材までたどり着きました。たぶん戻りのほうは15分は経過していたでしょう。そして駄目元で上を見上げると。。まだいる!すでに立ち上がることすら困難でしたが、ちょうどあった樹の幹に寄りかかりながらシャッターを切ります。しかし、ここでも疲労により腕が震え5軸手振れ補正機能でも処理できなほどの手振れを何度も起こしてしまいました。その間3分ほどだったと思います。トンボは交尾を終えたのか、それとも気配を察知したのか、交尾を解除し、飛び去りました。。辛うじて撮影できたのは下の1枚のみ。。


< OLYMPUS OMーD EM-5/ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5+EC-14 Teleconverter+MMF-3/FL-36R >


DATA

◎ カラスヤンマ Chlorogomphus brunneus Oguma ,1926

トンボ目 不均翅亜目 ミナミヤンマ科 Chlorogomphus

体長:70~83mm
分布:四国、九州南部(局所的)、トカラ列島(中之島・口之島)、奄美大島、徳之島、沖縄本島、慶良間諸島(渡嘉敷島・阿嘉島)

日本特産種。雄の羽は透明、雌の羽は黒色。

 

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by kumaken0820K | 2014-07-26 18:31 | 昆虫類
フェリーとかしき
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渡嘉敷港に停泊中

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城島とフェリーとかしき
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那覇泊港に停泊するフェリーざまみ(左)とフェリーとかしき(右)

[  沖縄県渡嘉敷村・那覇市 2014年7月 ]

琉球列島のフェリーシリーズの第2回は沖縄本島那覇市泊港と渡嘉敷島を結ぶフェリーとかしきです。個人的にはこの青と白のツートンカラーが気に入っています。このカラーリングどこかで見覚えがと思ったらトカラ列島と鹿児島を結ぶフェリーとしまに良く似ています。
フェリーとかしきの就航は平成24年3月。それ以前はフェリーけらま(平成元年12月就航)が運航していたようです。両者の諸元の記載があるパンフレットを券売所で貰うことができたので、比較してみると、船自体の総重量は変わりませんが、積貨重量は230トンから300トンと70トン増加、航海速力も1ノット速くなっているようです。ただ旅客定員は584名から450名と94名減少しているので、どちらかというと積貨重量と速力の向上に重きを置いているのでしょうか。

<1枚目:OLYMPUS OM-D EM-5/ZUIKO DIGITAL ED11-22mm F2.8-3.5+MMF-3 Mountadapter+C-PL filter/デジタルテレコン >
<2枚目:OLYMPUS OM-D EM-5/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5+MMF-3 Mountadapter+C-PL filter >
<3枚目:OLYMPUS OM-D EM-5/M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mm F3.5-6.3>


DATA

◎フェリーとかしき

全長:66.89m
幅:12.00m
総重量:499トン
航海速力:17.0ノット
旅客定員:450名
積貨重量:300トン
主機関:ダイハツディーゼル 6DKM-28e 2600PS1(1912kw)×750min-1 ×2台
運航者:渡嘉敷村
船籍港:沖縄県島尻郡渡嘉敷村




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by kumaken0820K | 2014-07-22 10:24 | 船舶
マダラトカゲモドキ 渡嘉敷島産
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[ 沖縄県渡嘉敷村 2014年7月 ]

渡嘉敷島には沖縄島に生息するクロイワトカゲモドキの亜種 マダラトカゲモドキが生息しています。個人的には各島の亜種の中で一番美しいと思う種です。本亜種は渡嘉敷島のほか渡名喜島、伊江島、阿嘉島に分布するようですが、阿嘉島に関しては、実際訪れてみた結果、ほぼ絶滅に近い状況だったように思います。。このマダラトカゲモドキは中琉球生息のトカゲモドキ中一番広範囲というか生息地がバラけているので、各島ごとの個体群の模様にはかなり差があるようです。我が家からほど近い伊江島のものは是非一度撮影したいと思っていますが、これはなかなか難しいとのことで、このトカゲモドキだけのために伊江島まで行くか否か悩んでいます。

今回の遠征ではトラブルが起きました。メインで使っていた一眼レフ機E-3が故障したのです。それも1日目の夜にです。症状としてはシャッター幕のスリットに何らかの不具合で隙間が生じ、画像にスリットの影が映りこんでしまうといったもの。これはもう素人にはどうしようもなく、危機的な状況でした。しかし、ここまで来て諦めはしませんでした。というか頼みの綱があったのです。サブで使っていたミラーレス一眼機OM-D EM-5がありました。さらにフォーサーズレンズアダプターも持ってきていたので、E-3で使っていた旧レンズが使用できるのです。ただ問題はAFの精度、フォーカシング速度が極端に不安定なので、日中ならまだしもヘッドランプの灯りだけが頼りの夜間撮影ではただでさえ反応の鈍いセンサーがさらに使い辛くなります。こうなればEVF越しのMFによるフォーカシングが手っ取り早いのですが、これまたEVFは通常のファインダーと違い、肉眼と機械を通しての画像に誤差が生じます。これでは昆虫、爬虫類のように小さな生き物の撮影には相当に苦戦を強いられるわけです。ですが、これも経験。撮らないで帰るよりはマシです。といことで残り2日はOM-Dで乗り切りました。

< OLYMPUS OM-D EM-5/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5+EC-14 Teleconverter + MMF-3 Mountadapter/STF-22 Twinflash+FL-36R >


DATA

◎ マダラトカゲモドキ  Goniurosaurus  kuroiwae orientalis

有鱗目トカゲ亜目トカゲモドキ科トカゲモドキ属

体長:14~16cm
分布:渡嘉敷島、阿嘉島、渡名喜島、伊江島





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by kumaken0820K | 2014-07-20 22:42 | 爬虫類
カクレサワガニ
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[ 沖縄県渡嘉敷村 2014年7月 ]

今回の目標の一つだった渡嘉敷島固有種 カクレサワガニ Amamiku occulta  です。琉球列島のサワガニの和名の多くは主に発見者の名前、体の特徴から由来するようですが、つい最近出た淡水産甲殻類図鑑によれば本種の和名は生息地が渡嘉敷島の中でも限定される場所にあることから”隠れ”の意味で名付けられたようで、学名の”occulta”も隠れたという意味だそうです。こう言われると、なかなか凝ったネーミングだなあと感心してしまいます。 同島生息のトカシキミナミサワガニ(candidpotamon属)とは形態は似ているものの、属が異なり、本種はAmamiku属に分類されるようです。また国内でこの属が分布するのは奄美大島、徳之島、渡嘉敷島のみのようで、沖縄島だけに分布しないのが不思議です。
さてこのサワガニ、新種記載されたのはつい最近のことですが、Web上での情報がほとんどありません。どういったところにいるのか、大きさなどが分からないのです。そこで去年琉球大学の博物館で学芸員の方の下さったアドバイスとWebで見つけた標本(退色したもの)の画像、昨年奄美大島で撮影した同属のアマミミナミサワガニの画像を頼りに探してみるわけですが、同所に混生するトカシキミナミサワガニとの見分けがつかず、これは見つけ辛いと思ったので、他のサワガニを積極的に撮影するようになっていました。そして自宅に戻ってから画像整理していると、何匹か撮影していたトカシキミナミサワガニの中にどうも見た目が違う個体がいることに気づいたのです。それは一番初めにコンパクトデジタル機で撮影していたもので、幼体だからということでメモ的な撮影をしていたものです。そしてこの個体と後日Webで見つけたカクレサワガニの画像を比較したところ、見事に体色、甲羅の形状の特徴が一致。。他にももっと画質の良いものはと自分の撮影した写真内から探しましたが、すべてミナミサワガニでした。。こういう似た種類が多いものに限って後の祭りになるのはよくあることですが、詰めの甘さによって実に惜しいことをしたと反省しています。

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カクレサワガニ  (環境省Webページから拝借)



< OLYMPUS TG-2 >


DATA

◎カクレサワガニ Amamiku occulta

十脚目エビ亜目サワガニ科Amamiku

体長:17mm前後
分布:渡嘉敷島

 
↓最近ジュンク堂で見つけた凄い本




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by kumaken0820K | 2014-07-20 10:02 | 甲殻類