沖縄での生活とそこに息づく生き物たちの生活を綴ったブログ 許可なく当ブログの写真の使用、複写を禁じます。当ブログに関してご意見・ご感想・写真貸出等のご用名は下記アドレス宛にお願いします。ryukyum1973@yahoo.co.jp
by くま次郎
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<   2014年 06月 ( 33 )   > この月の画像一覧

ケラマサワガニ 阿嘉島産
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[ 沖縄県座間味村 2014年6月 ]

気がつけば僕の旅する島は必ずサワガニの生息するところを巡って来ました。琉球列島の北はトカラ列島口之島、南は西表島。そして最後を飾るのは慶良間諸島です。意外にもこの慶良間には固有のサワガニが4種類も生息していて、サワガニの姿を撮影してきた僕としては通わずにはいられない場所でした。今回はサワガニよりもトンボに重きを置いていたため、種数の多い渡嘉敷島は外し、阿嘉島へ向かいました。それでもこの島にはケラマサワガニが生息しているので、居る場所を見つけ出して撮影することができました。見た目は沖縄本島に生息するアラモトサワガニよく似ている種で、識別点は腹肢(ふくし)と呼ばれる部位の形状だそうですが、一般にこの部位を注意深く見ても見分けるのは難しいのではないでしょうか。まあ両者が同所に生息することはないので、慶良間諸島の島々で茶色くて脚が短くて、甲羅がシワだらけで石ころみたいなサワガニを見たらそれは間違いなくケラマサワガニということです。今回本種を探していて驚いたのは、阿嘉島と橋で繋がっている慶留間島にも生息していたということです。ケラマジカや昆虫は橋を渡ったり、空を飛んで移動はできますが、このカニは完全な水中生活型で陸上での活動が困難、また純淡水でなければ生きられません。なのでこのケラマサワガニはこの面積僅か1.15 km²ほどしかない慶留間島とともにずっと存在してきたということになります。考えただけで凄いなあと感動しているのは僕だけかもしれませんが。。そして気になったのはこれほどの面積の島に生息しているということは、近隣の無人島の屋嘉比島、久場島などにもいるのではないかと思うのです。屋嘉比島にはケラマジカがいるというので、鹿ほどの大型哺乳類がいるということはそれらが飲む水を湛える水辺または流れがあるということです。いずれは行ってみたいとも思いますが、それは夢のまた夢ということにします。

< OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0+EC-14 Teleconverter/STF-22 Twinflash >


DATA

◎ケラマサワガニ Geothalfusa amagui

甲幅:約20mm
分布:渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、久米島

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by kumaken0820K | 2014-06-30 13:39 | 甲殻類
リュウキュウアブラゼミ 阿嘉島産
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[ 沖縄県座間味村阿嘉島 2014年6月 ]

阿嘉島はやんばる(=沖縄本島北部)などと比べるととても生物相の貧弱な島でしたが、セミの個体数だけは凄まじかったように思います。今回はクマゼミ、クロイワニイニイ、リュウキュウアブラゼミの3種を確認しました。ずばぬけて多かったのはリュウキュウアブラゼミ。ジジジジジッ~ッ!!ジッジッジッ♪と鳴き、本土のアブラゼミの鳴き方とは異なります。民宿の庭木に鈴なりについている光景も目にしました。僕が拠点を置く今帰仁村ではそれほど目立つ存在ではありません。彼らの好む木か何かが関係しているのでしょうか。

< OLYMPUS E-3/SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG/内蔵ストロボ >


DATA

◎リュウキュウアブラゼミ Graptopsaltria bimaculata

全長:36~43mm
分布:沖縄諸島、奄美諸島

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by kumaken0820K | 2014-06-30 07:22 | 昆虫類
オキナワヒサゴクサキリ 阿嘉島産
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[ 沖縄県座間味村阿嘉島 2014年6月 ]

今度は夜の部。阿嘉島はどういうわけか鳴く虫の姿が乏しく、鳴き声が確認できたのはクチキコオロギ、リュウキュウオカメコオロギだけでした。琉球の島々では常連のタイワンクツワムシやオガサワラクビキリギス、タイワンウマオイを良く見るのですが、やはりイタチの捕食対象になってしまったのでしょうか。。そんな中唯一キリギリス系の昆虫を見つけました。オキナワヒサゴクサキリです。
これを見たのは昨年の悪石島以来。鳴き声は非常に地味で、ジッ♪と単発的に鳴くため、ある程度密集した場所でないと鳴き声を頼りに探すのは難しいでしょう。今回はリュウキュウチクの群落で幼虫を3個体、シダの葉の上で写真の♂成虫を

< OLYMPUS E-3/SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG/STF-22 Twinflash >


DATA

◎オキナワヒサゴクサキリ Palaeoagraecia lutea

体長:51~64mm
分布:九州(宮崎)、南西諸島


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by kumaken0820K | 2014-06-29 20:30
リュウキュウルリモントンボ 阿嘉島産
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[ 沖縄県座間味村阿嘉島 2014年6月 ]

今にも枯れそうな小さな渓流しかない阿嘉島。たしかにカラスヤンマやサナエトンボには厳しい環境になっているのかもしれません。そんな場所で渓流性トンボのリュウキュウルリモントンボは普通に生息していました。確認しただけで30匹はいたと思います。彼らは沖縄島にも普通にいる種で、他種では厳しい環境でも高密度で生息しています。幼虫、成虫ともに弱弱しい姿をしていますが、実に逞しいトンボです。

< OLYMPUS OM-D EM-5/M.ZUIKO DIGITAL ED60mm MACRO F2.8/FL-LM2 >


DATA

◎リュウキュウルリモントンボ Coeliccia ryukyuensis ryukyuensis

体長:48mm
分布:沖縄島、伊平屋島、久米島、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島

奄美大島、徳之島には別亜種アマミルリモントンボが分布

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by kumaken0820K | 2014-06-29 00:23 | 昆虫類
慶良間諸島 阿嘉島
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西浜ビーチ
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西岸から屋嘉比島を望む
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阿嘉大橋から渡嘉敷島方面を望む

[ 沖縄県座間味村阿嘉島 2014年6月 ]

2泊3日慶良間諸島の阿嘉島に滞在していました。目的はダイビング。いいえトンボの撮影です。生き物関連のことではあまり触れられる機会の少ない小さな島ですが、ここにはミナミヤンマの慶良間諸島亜種アサトカラスヤンマもいれば、中琉球固有種チビサナエの沖縄諸島亜種オキナワオジロサナエも何故か生息している記録があるのです。しかしどこの情報を見ても”近年は記録なし”という記述ばかり。本当にそうだろうかと思い、確かめるべく思い切って行ってみました。阿嘉島は面積3.82平方キロメートル。人口は340人ほど。概観は海岸は美しいことはもちろん森林環境もそこまで荒れていないように見えました。各生物関連の図鑑に目を通す限り慶良間諸島の中では爬虫類の数もそこそこいるとのことで、万が一トンボが駄目であったとしても他の成果を期待していました。ところが、それはことごとく崩れ去りました。トンボは渓流を藪こぎして4箇所見つけるも、リュウキュウルリモントンボのみを確認するのみ。夜間の爬虫類探しはマダラトカゲモドキは駄目でもアオヘビ、ガラスヒバア、ヒメハブぐらいなら見つかると思いましたが、2晩森の奥深くへ入ってもかすりもしませんでした。実は爬虫類に関しては、下調べした文献で「阿嘉島、座間味島における爬虫類相は移入されたイタチによる食害で非常に貧弱」という記述を見ていたのですが、まさかここまで深刻なものとは思いもよりませんでした。おそらくヘビやトカゲモドキはすでに絶滅しているのではないでしょうか。知られざる離島の生物事情。目標は達成できませんでしたが、厳しい現状を知ることが出来たように思います。慶良間諸島が国立公園に指定されたのは今年の3月になってからのことですが、阿嘉島に関しては指定したところですでにもう手遅れになっている状態なのではないでしょうか。この後の記事で辛うじて撮影できた阿嘉島の貴重な生き物を紹介していこうかと思います。

<1・2枚目:OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED11-22mm F2.8-3.5+PL filter >
<3枚目:OLYMPUS OM-D EM-5/M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mm F3.5-6.3 >













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by kumaken0820K | 2014-06-28 19:31 | 風景写真
オニヤンマ 沖縄本島産
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[ 沖縄県大宜味村 2014年6月 ]

オニヤンマに出会いました。やんばるでは初めてのことです。日本最大のトンボというだけあってその巨漢にはトンボの王様というような神々しさすら感じます。とはいっても実家のある神奈川の横浜市ではごく普通種だったので、10年ほど前までそれほど珍しさを感じないものでした。やんばるにおいてはそこそこ珍しい存在で、何故か奄美大島には多いトンボです。

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< OLYMPUS E-3/SIGMA MACRO 105mm EX DG/FL-36R >


DATA

◎オニヤンマ Anotogaster sieboldii

体長:♂91mm、♀101mm
分布:北海道~南西諸島にかけてほぼ全国的に分布。国外では南千島、朝鮮半島、中国など。

日本最大のトンボ。


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by kumaken0820K | 2014-06-24 10:25 | 昆虫類
クロイワニイニイ 2014
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[ 沖縄県名護市 2014年6月 ]

梅雨明け間近の沖縄本島北部。街路樹のホウオウボクの幹でクロイワニイニイの大合唱が聞こえるようになってきました。
本種は琉球列島の中琉球と呼ばれる地域(奄美群島、沖縄諸島)の固有種で、混生するニイニイゼミとは前胸部の前縁部が丸みを帯びる点で見分けるそうです。

< OLYMPUS OM-D EM-5/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG+MMF-3 Mountadapter/FL-36R >


DATA

◎クロイワニイニイ Platypleura kuroiwae

体長:17~23mm
分布:沖縄諸島、奄美群島




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by kumaken0820K | 2014-06-21 22:45 | 昆虫類
ヒメトンボとアメリカハマグルマの花

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[ 沖縄県国頭村 2014年6月 ]

6月初旬に撮影したヒメトンボです。花とセットで撮るのはチョウやハチが一般的ですが、このようなトンボというミスマッチな組み合わせも面白いなあと思って撮影してみました。ただこのトンボが止まっているアメリカハマグルマ(通称ウェデリア)は紛れもない移入種で、都市の緑化植物として70年代に沖縄本島へ持ち込まれたそうです。以後増殖を続け、いまややんばるの奥地にまで勢力を拡大してしてしまっています。そしてなんと恐ろしいことに侵略的外来生物ワースト100にされているほどの超問題児。つまりはマングースとか野良猫と同じくらい在来種の生存を脅かしているのです。たしかにフィールドではやたら綺麗に咲いていて違和感のある存在でした。ここまで凄いと根絶は難しいでしょうね。。

< OLYMPUS E-30/ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5 >


DATA

◎ヒメトンボ Diplacodes trivialis

体長:26~35mm
分布:屋久島以南の南西諸島、台湾、中国南部、東南アジア、インド

日本では最小種ハッチョウトンボに次いで小さなトンボ。

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by kumaken0820K | 2014-06-20 22:43 | 昆虫類
ヒメニシキキマワリモドキ
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[ 沖縄県国頭村 2014年6月 ]

画質からお気づきの方もいるかも知れませんが、使用カメラボディをまたE-3にしました。やはりこの梅雨という季節に防滴・防塵は強い見方です。ただそれまで使っていたE-30が100グラムほど軽かったので、まだその重さの変動に体がついていけていない気がします。E-3を加えた機材を1日背負っただけで3日間は疲れが取れません。。一昨年までは夕方から翌朝まで背負っても全然平気だったのに。。体力に年齢を感じますね。写真は一昨日のやんばるで出会った小さな甲虫。緑色の金属光沢を帯びたヒメニシキキマワリモドキという種のようです。体長は1センチ以下で遠目には黒っぽい豆みたいに見えますが、自然光を生かした方法で撮影するとなかなか綺麗な昆虫です。琉球列島固有でなかったことが少し残念です。

< OLYMPUS E-3/SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG/内蔵ストロボ >


DATA

◎ヒメニシキキマワリモドキ Pseudonautes purpurivittatus

体長:5.5~11mm
分布:本州~九州、奄美諸島、沖縄島、石垣島、西表島

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by kumaken0820K | 2014-06-19 20:35 | 昆虫類
ムネスジウスバカミキリ 沖縄本島産
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[ 沖縄県国頭村 2014年6月 ]

月初めころは少し肌寒かった夜間の気温もここのところだいぶ蒸し暑くなってきました。日中との気温差も3、4度違うほどで、まさに熱帯夜という感じです。こんなふうになってくると夜の生き物撮影もだいぶラインナップが賑やかになってくるものです。写真はシークワーサーの切り株に産卵に来ていたムネスジウスバカミキリの♀。始めはちょろまかと幹の上を這いずり回っていたので狙いを定めにくかったのですが、気に入った場所を見つけたとたん大人しくなりました。今年はこのカミキリは豊作(?)のようで、フィールド、自販機、自宅の壁など様々なシーンでお目にかかります。本項から下記に生き物の簡単なデータを載せるようにしました。もし誤り等あればコメントにてご教授頂けると助かります。

< OLYMPUS E-3/SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG/STF-22 Twinflash+FL-36R >

DATA

ムネスジウスバカミキリ Nortia geniculata carinicollis

体長:12~20mm
分布:トカラ列島(中之島)、奄美諸島(奄美大島、徳之島)、沖縄島、石垣島、西表島、台湾




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by kumaken0820K | 2014-06-19 15:45 | 昆虫類