沖縄での生活とそこに息づく生き物たちの生活を綴ったブログ 許可なく当ブログの写真の使用、複写を禁じます。当ブログに関してご意見・ご感想・写真貸出等のご用名は下記アドレス宛にお願いします。ryukyum1973@yahoo.co.jp
by くま次郎
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
OLYMPUS
・E-510 ・E-3 ・E-330 ・CAMEDIA C-5050

・ZD ED 14-42 ・ZD ED 50Macro F2.0 ・ZD ED 70-300 ・ZD ED 14-54 ・SIGMA 105 Macro F2.8 ・ZD 35 Macro F3.5 ・ZD ED 50-200 F2.8 ・ ZD ED 40-150 F4.5
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
<!-- Facebook Badge START --><
その他のジャンル
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<   2013年 08月 ( 19 )   > この月の画像一覧

クロイワツクツク
b0192746_17422115.jpg

[ 沖縄県名護市 2013年8月 ]

少し旅の話題から離れ、本拠地沖縄本島の話題を投稿したいと思います。
いよいよ8月の締めくくりに入った沖縄島北部。本土ならば、夏の風物詩であるセミが減り、秋の虫達の哀愁漂う鳴き声が聞こえ始め、いよいよ寂しい冬がやって来る時期ですが、沖縄の森ではこれからが賑やかになって来ます。8月の夏枯れにより活動が鈍っていた生き物たちが、9月の雨季で再び活気を取り戻して来るのです。しかし今年は例年以上に日照りが長引いているようなので、どうなるでしょうか。

クロイワツクツクは沖縄の秋の昆虫の代表格といえるでしょう。南西諸島の北部トカラ列島では7月の下旬からもう鳴いていましたが、沖縄で活発になってくるのは8月下旬あたりからです。彼らは主に海岸に近い場所に生息しているので、海辺にある公園の街路樹を見て回ると出会うことができます。鳴き声はゲーイッッ!!ギュルル…♪ とセミにしては大変音痴な鳴き方をします。最初はそのあまりの声の悪さに不快感を覚えたものですが、今となっては沖縄の昼下がりの海辺のBGMには欠かせない音に聞こえます。

< OLYMPUS E-510/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG /内臓ストロボ+ディフューザー>
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-31 17:30 | 昆虫類
サカモトサワガニ 奄美大島産
b0192746_19444117.jpg


[ 鹿児島県奄美大島 2013年7月 ]

奄美大島のサカモトサワガニは想像以上に巨大なサワガニでした。甲幅は最大のもので5センチ以上あり、脚を広げれば10センチ以上になります。滞在中は成体に5匹遭遇。どれも赤紫色の体で鋏脚の爪先が白く、歩脚の内縁が灰色に色付く特徴を持っていました。これがこの奄美亜種の特徴なのかもしれません。
本種は沖縄においては小型化する傾向にあるようで、そのほとんどが本土のサワガニよりやや大きめといった印象です。なので同島にいる甲幅6センチ近くなるオキナワオオサワガニやそれに続く甲幅5センチ台のオキナワミナミサワガニなどの強豪に存在感でかなり退けをとっていました。おそらく奄美でもそれほど大きくならないものと思っていましたが、写真の最大個体(甲幅5センチ弱)に出会ってその中型サワガニのイメージが十分覆されたのでした。おそらく奄美大島サワガニの最大種であることは間違いないでしょう。

b0192746_1946329.jpg


b0192746_19392162.jpg



今年の北琉球方面への遠征はほぼサワガニ探しの旅となっていました。日中に彼らが潜んでいそうな沢や湿地などを下見し、夜に探索を開始していました。実は過去2回の奄美遠征では奄美大島で一切サワガニ出会っていませんでした。おそらくクワガタ探しに夢中でいそうなポイントを通過していたり、林道を歩いていても見落としていたのかもしれません。なので本格的にカニを探し始めたのは今回が初だったのです。奄美のサワガニ事情はネットで検索してみてもあまり情報が出ません。おそらく撮影対象とされることがほとんどないのかもしれません。となれば沖縄、徳之島で培った経験を生かし、自力でいそうな場所をイメージして探すしかありません。それにしても島によってサワガニ事情は変わるもので、徳之島であれだけわんさかといたサワガニが全然見つからず、それに置き換わってモクズガニばかりでした。サワガニを見つけたのはうっそうとしたシダの藪の中を流れる渓流や崖の中腹にある湧き水などで、まさにハブだらけの環境に限って生息していました。よく今回もハブにやられることなく帰還できたなと今更になってほっとしています。

<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash >
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-27 19:32 | 甲殻類
奄美大島で偶然出会った未知のサワガニ
b0192746_23152865.jpg


[ 鹿児島県奄美大島 2013年7月 ]

南西諸島においてサワガニ科のカニは未だ生態が解っていないものが数多く存在するようで、その大体は研究者によって姿は確認はされているものの、未記載種として扱われているそうです。
さて写真のサワガニは奄美滞在初日の晩に林道沿いの崖で出会った一匹のサワガニです。甲幅は僅か2センチ足らず。最初は奄美では個体数の多いサカモトサワガニの子ガニだとばかり思っていましたが、その後採集した同サイズのサカモトサワガニ達と比較すると、どうも形が異なります。まず甲羅がほぼ丸く、歩脚がクモのように長くて白い。そして何よりも子ガニのサイズでありながら、片側の鋏が著しく肥大しているのです。この現象は成熟した雄ガニに見られるものなので、とても異様でした。あまりに変わった個体だったので、沖縄県内にある専門の機関に問い合わせるため、その後の旅中でもこのカニをタッパーに入れ持ち歩きました。残念ながら最後に寄った宝島の猛烈な暑さに耐え切れず死んでしまいましたが、冷凍保存して無事沖縄へ持ち帰りました。そして翌月8月。沖縄島中部の琉球大学付属博物館風樹館へこのカニの標本を持って行き、同大学の助教授の方に同定して頂きました。結果はやはり未だ確認されていないサワガニということでした。先生が仰るには一見オオサワガニに似ているが、目の後ろにある小隆起が本種では見られず、またサカモトサワガニに見られる甲羅の前縁にあるシワが見られず平滑であること、そして”カニのふんどし”といわれる部位を裏返してみると生殖器が発達しているので、子ガニのサイズでありながら十分に成熟している個体かもしれないということでした。そのご解説を頂いたときは今まで地道にサワガニの撮影を続けてきて本当に良かったと思いました。そうでなければ、小さなサワガニはすべて同じ種類に見えて、本種の存在に気付かなかったことでしょう。
現在標本がこの個体のものしかないので、新種とするにはまだ道のりが長いわけですが、この写真と標本が今後の日本の淡水産甲殻類の研究に貢献できることを期待したいと思います。
この度はお忙しい中、貴重なお時間を下さった先生と博物館の職員の方に御礼申し上げます。

b0192746_23544932.jpg


b0192746_2356989.jpg




同じ場所にいたほぼ同サイズのサカモトサワガニの若齢個体↓


b0192746_02278.jpg


<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twin Flash>
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-26 00:10 | 甲殻類
徳之島から奄美大島南部へ
徳之島で4泊滞在し、次に向かったのは奄美大島南部でした。沖縄から徳之島へ来たときの船とは別の航路の船に乗らなければならないので、今回拠点にしていた徳之島南部亀徳から北部の平土野港へ北上しました。午後2時の便なので、午前9時くらいまで余裕を持って寝れるのですが、朝7時くらいに宿の部屋の内線が鳴ったので取るとオーナーさんが「もうあと20分で船出るけどー」とのこと。僕は寝ぼけていたので、慌てて支度を始めようとしたのですが、朝の出港するのは沖縄-鹿児島航路の下り便。オーナーさんに御礼の電話を入れてからまたしばしの睡眠を取りました。そして午前11時に亀徳を発ち、12時半には平土野へ到着。待合所でまた仮眠を取りながら船の入港を待ちました。そして14時40分いよいよ乗船。フェリー利用者は沖縄-鹿児島航路のほうが多いらしく、この鹿児島-沖永良部航路の乗船客はこのとき僕を入れてたったの5名でした。まあそのぶん雑魚寝部屋のマットは広々使えたので、またここで睡眠を取ることができました(とにかくよく寝るなあ)。
出港から1時間45分ほどで奄美大島南部古仁屋港へ入港。ここからまた島を原付で北上し、目的地宇検村へたどり着きました。


b0192746_583239.jpg

徳之島平土野港へ入港するフェリー”きかい” 鹿児島-喜界島-名瀬(奄美北部)-古仁屋(奄美南部)-平土野(徳之島北部)-知名(沖永良部島)を結ぶ

b0192746_595013.jpg

乗船待機中

b0192746_594567.jpg

徳之島を後にする

b0192746_5102525.jpg

奄美海峡の外側 加計呂間島とその周囲の小島

b0192746_5443513.jpg

奄美海峡

b0192746_5121528.jpg

奄美大島南部古仁屋が見えてくる。

b0192746_5453423.jpg

古仁屋港着

[ 鹿児島県徳之島・奄美大島 2013年7月 ]




<RICOH CX5>
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-24 05:46 | 離島遠征記
トカラ列島宝島の巨大サワガニ
b0192746_1019175.jpg


b0192746_10185736.jpg


鹿児島県十島村宝島 2013年7月

トカラ列島最南端の宝島にやってきました。人生最後の無謀な旅もこの島でフィナーレを迎えます。カニはもううんざりだと言われてしまいそうですが、まだ記憶が新鮮なうちに投稿させて頂こうかと思います。
沖縄島から奄美群島、トカラ列島の宝島に生息する大型の沢蟹サカモトサワガニ。沖縄、奄美の情報は某大学の標本リストにも各産地の個体のものがしっかりとあったわけですが、宝島に関する情報はただ”らしい”というだけのあやふやなものでした。実際宝島は各離島のなかでも極めて面積が狭い上、奄美大島のような大きな島からもだいぶ離れ孤立しています。つまり陸伝いに生息域を開拓するサワガニにはかなり厳しい環境なのです。僕はおそらくサワガニではなくオカガニまたはイワガニを見間違えたのではと思い、半信半疑で最終目的地宝島に上陸したわけですが、初日の晩に何気なく寄った湿地で驚くべきものを見てしまったのです。
そこにいたのは紛れもなくサワガニでした。それもかなり大きく、甲幅は最大で5センチほど。そして金色に近い黄色をしています。丸みを帯びた幅の狭い甲羅、雄個体の肥大した鋏の爪の形を見る限りあきらかに自分が今まで沖縄、奄美で見てきたサカモトサワガニとは全然違うのです。間違いなくこれは別種であり固有種であると断言できます。そして何よりも凄いのはこんなタイプのサワガニは南西諸島の各島々でも見たことがないのです。まさに新種、新族と言わざるをえない種です。
残念ながら僕は筋金入りの研究者ではないので、本種の論文を書いて、新種記載のための手引きはできないわけですが。。なんとももどかしい心境です。ただ心配なのは彼らの生息地は全体的に枯渇し、消滅の一途を辿っているような予感がするのです。原因はよくわかりませんが、おそらくは人の生活と関係があるのではと思えてなりません。近い将来本種が宮古島のミヤコサワガニのように保護される日が来ることを切に願います。なんせ彼らは南西諸島の島の成り立ちを伝える生き証人なのですから。

下の画像は台湾に生息する 黃灰澤蟹  (Geothelphusa albogilva)の画像です。眼を格納する孔の形状以外はとてもよく似ています。宝島のサワガニとどこか関連があるのでしょうか。

b0192746_10361193.jpg

 黃灰澤蟹  (Geothelphusa albogilva)

台湾のサワガニを紹介しているサイト『淡水蟹資訊網』http://web.nchu.edu.tw/~htshih/crab_fw/fw-crab.htmより拝借

<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5/ TF-22 Twinflash>
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-24 04:36
闘牛神社
徳之島滞在4日目。島の周回道路を走っていると、路肩に神社らしき建造物があったので、記念にお参りしてみました。よく見るとそれは闘牛を奉った神社で、歴代のチャンピオンの像が今にも動き出しそうなポーズで佇んでいました。徳之島の象徴といえば闘牛。それは400年以上の歴史を持つ島の一大イベントで、毎シーズン会場は大観衆で賑わうそうです。今回は残念ながらシーズンオフで見学はできませんでした。沖縄でも闘牛は盛んで、主に旧石川市(現うるま市)のほうで開催されているようです。また徳之島とも闘牛による交流があるようです。
さて神社の話に戻りますが、この神社は個人で建てたものだそうで、闘牛とそのオーナーさんの像は黒御影石というたいへん高級な材料でできているのだそうです。なんでも私財を投げ打って建てたそうなので、オーナーさんの闘牛にかける情熱がいかに深いものか伝わってきます。


b0192746_11481691.jpg


b0192746_1149331.jpg


b0192746_11511037.jpg


b0192746_11514460.jpg


[ 鹿児島県徳之島 2013年7月 ]


<RICOH CX5 >
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-22 12:14 | 離島遠征記
アマミサソリモドキ 
b0192746_387100.jpg


b0192746_3121625.jpg


[ 鹿児島県徳之島 2013年7月 ]

一頃はサソリモドキを珍しがって捕まえていたものですが、今となっては沖縄本島、宮古島を除いてはほぼどこでも見られる生き物なので、ありがたみがなくなっていました。そんなサソリモドキの一種アマミサソリモドキを久々にじっくりと撮影してみました。体長は大きなもので7センチ近くになるでしょうか。けっして小さな生き物ではありません。写真の個体は尾の先が若干短くなっていて、体中にスレも目立ったので老齢だったのでしょうか。動きもだいぶ緩慢になっていました。本家サソリ以上に気味が悪いに越したことは有りませんが、この生き物は昆虫にはない実に機能的な面白い格好をしています。移動力に優れた歩脚、まるでダウンジングマシンのような動きをするレーダー代わりの触肢、見た目以上に器用に動くハサミ(顎が発達したもの)。そして身を守るために勢いよく蟻酸を噴射する尾っぽ。彼らがサソリ以上に環境への適応能力が高いのもこういった体の機能性のおかげなのでしょうか。実に様々な環境の島に生息しています。いまのところアマミサソリモドキは久米島、徳之島、奄美大島、口之島(トカラ列島)で確認しましたが、分布が広範囲なのには人為的な移入も関わっているそうで、奄美大島、徳之島以外はどこの島においても在来種ではないようです。そこがとても残念なところです。元々の祖先はどのような経路で南西諸島にやって来たのか知りたいものですね。

<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash+FL-36R >
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-22 03:38 | 蜘蛛型類
アマミハンミョウ 徳之島型 の寝相
b0192746_196458.jpg

[ 鹿児島県徳之島 2013年7月 ]

昆虫は寝相の悪い生き物ではないようで、睡眠中はピクりとも動きません。このアマミハンミョウ  (徳島型)はオキナワハンミョウや本州などにもいるハンミョウと同じく夜間は集団で寝ている姿をよく見かけます。活動中はテリトリーを張って散り散りになっているのに寝るときばかりは仲良くしている光景はなんとも微笑ましく見えます。

<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 Macro+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash+FL-36R>
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-21 19:15 | 昆虫類
その雄々しさはまさに闘牛 トクノシマノコギリクワガタ
b0192746_11525542.jpg


b0192746_11531183.jpg

70ミリ超の大型個体(上2枚)

b0192746_1253691.jpg

交尾中の小型の雄

b0192746_12221830.jpg

赤みの強い個体

[ 鹿児島県徳之島 2013年7月 ]

トクノシマノコギリクワガタ (Prosopocoilus dissimilis makinoi)は南西諸島に広く分布するリュウキュウノコギリクワガタ(アマミノコギリクワガタ)の徳之島固有亜種です。学名の小種名にラテン語でdissimilis(=様々な)とあるように各島々によって形態、生態にバリュエーションがあります。徳之島の亜種の特徴は一見奄美大島産と変わりないように見えますが、前者のほうが体稿があり、比較的太短い体型のものが多く、また奄美では稀にしか見られない赤色型の個体が多く見られるといった微妙な違いがあります。前回の徳之島入りは7月下旬だったので発生シーズン末期に入っていたためか、中型の個体にしか出会うことが出来ませんでしたが、今回は7月上旬に訪れたので、羽化して間もない大型の個体の多数出会うことが出来ました。もうどれから撮影したら良いか分からないくらいミカンの樹に60ミリを超える雄個体が群がっていましたが、やはりここは超大型クラスを撮影したいと思い、60クラスには脇目も振らずに納得のいくサイズのものを探し求めました。そして滞在3日目にしてようやく71ミリに達する個体を確保。毎度お約束のポーズを撮らせての撮影になってしまいましたが、まあ図鑑などにあるクワガタ写真のほとんどが
そんなシュチュエーションだとは思うので、不自然だと気にしていたらキリがありません。
それにしてもやはりいくら70ミリ以上とはいえ、写真ではその大きさは伝わらないものですね。これなら60ミリ半ばの雄個体を撮影しても同じだったかもしれません。結局その場で見ないと大きさはわかりにくいものです。

<1・2枚目:OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash + FL-36R>

<3枚目:OLYMPUS OM-D EM-5/M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8/FL-300R+自作ディフューザー>

<4枚目:RICOH CX5>
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-17 11:59
オオシマゴマダラカミキリ(?) 徳之島産
b0192746_20473377.jpg


b0192746_21294625.jpg


[ 鹿児島県徳之島 2013年7月 ]

徳之島には4泊5日滞在しました。夜は8時ごろから深夜2時ごろまで渓流域でサワガニとカエルを、ミカン畑でクワガタなどの夜行性昆虫を撮影。そして日中は9時から夕方4時ごろまで林道で昆虫を撮影をしていました。自動車の移動であればどこかで仮眠を取りながら撮影できるのですが、移動手段が原付だとだいぶ状況が違ってきます。全く雨の降らない炎天下の中常に背中に満載の撮影機材を背負い、害虫よけのため長袖のジャケットを羽織ってのフィールドワークはさすがに体に応え、日陰での休憩だけでは回復できませんでした。後に上陸した奄美滞在では疲労により平行感覚が掴めなくなり、林道で転倒するなどの影響が出ていました。普段は容易に撮影できる写真のオオシマゴマダラカミキリのような大型昆虫でさえも接近に失敗し、種を見分けるうえで重要な背面からのアングルを取り逃しました。やはり原付での行動には体力的に無理が出てくる年齢に達してきたようです。
さて本題に戻りますが、このオオシマゴマダラカミキリ (だと思われる)は奄美大島、徳之島、沖縄本島の固有種だそうですが、近年沖縄本島においては本種に良く似た外来種タイワンゴマダラカミキリが生息しているとの話を聞きました。なにしろ島間の物資の出入りの激しい南西諸島です。後者が徳之島に侵入し分布を拡大している可能性も否定できないのです。僕はカミキリは多少好きでもそれほど詳しくないので、正確な識別方法がわかりません。おそらくこの写真の個体を背面から撮影できれば模様の違いなどで、オオシマゴマダラカミキリかタイワンゴマダラカミキリか否かが判ったのかもしれません。現地では畑、森林を問わず嫌というほどいたカミキリムシですが、撮影を後回しにしているうちタイムアウトになってしまい、撮影できたのが上の2枚のみでした。今更ながらとても後悔しています。

<OLYMPUS OM-D EM-5 /M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8/FL-300R+自作ディフューザー>
[PR]

by kumaken0820K | 2013-08-16 21:23 | 昆虫類