沖縄での生活とそこに息づく生き物たちの生活を綴ったブログ 許可なく当ブログの写真の使用、複写を禁じます。当ブログに関してご意見・ご感想・写真貸出等のご用名は下記アドレス宛にお願いします。ryukyum1973@yahoo.co.jp
by くま次郎
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<   2013年 04月 ( 22 )   > この月の画像一覧

謎多き固有種 ミヤコヒキガエル
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[ 沖縄県宮古島市 2013年4月 ]

その島の固有種と聞くと、出会うのには相当粘らねばならないというのがお決まりと思っていたのですが、このミヤコヒキガエルに関しては全くそのようなことはありませんでした。僕が泊まっていた宿の庭にもいましたし、夜に出歩くと、畑、森林、海岸といたるところに夥しい数の個体が徘徊していました。ここまで来るともはや石垣島などにいるオオヒキガエルのような外来種的イメージを持ってしまいます。
それにしてもこのカエルはいっぺんなんの変哲もないヒキガエルなわけですが、ルーツを辿ると実に不思議な生き物で、琉球の島々(奄美~西表まで)でヒキガエル科が在来種として生息しているのは宮古島のみです。(移入されたものが北大東島、南大東島、沖縄島北部の一箇所に生息しています)また生息地である宮古島は島全体がサンゴ起源の島で大陸や他の島々と地続きになったことがないそうなので、渡って来たという可能性もないのです。一説では中国に生息する本種の基亜種チュウカヒキガエルが持ち込まれたのではという移入説があったようですが、有史以前のヒキガエルの化石が島内から見つかっているそうなので、その説は否定されつつあるそうです。
昆虫などのように飛翔することのできないこのカエルがどのようにしてこの宮古島にたどり着いたのか、その経緯を想像してみると本当にミステリアスなカエルです。もしかしたらその真実は想像を絶するものなのかもしれません。

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<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5/内蔵ストロボ+ディフューザー>
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by kumaken0820K | 2013-04-29 08:51 | 両生類
ミヤコリンゴカミキリ
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[ 沖縄県宮古島市 2013年4月 ]

4月の22日から27日まで宮古島に滞在していました。今回の目標は宮古島の特産種の昆虫と甲殻類の撮影。今まで巡ってきた島の中では起伏がほとんどなくほぼ平らに近い島なので、坂道に弱い原付の移動が楽でした。

写真は数ある宮古島特産の昆虫のひとつミヤコリンゴカミキリ。宮古島にはリンゴがないわけですが、こういった和名のカミキリムシがいます。
頭と胸部はオレンジ色。個体数は割合多く、タブノキの葉裏によく止まっています。このカミキリムシの類で面白いのがその飛び方です。一度葉裏から飛び立つと、波を描くように飛行し、また同じように葉の裏側に止まることができるのです。つまり着地寸前で背面飛行しているワケです。多くの甲虫は飛び終えるときは葉の表側に着地するので、その点リンゴカミキリの仲間は甲虫類のなかでも飛び方が器用なのかもしれません。

<OLYMPUS OM-D EM-5/M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 MACRO/FL-LM2>
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by kumaken0820K | 2013-04-28 23:11
チュウジョウコメツキモドキ
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[ 沖縄県国頭村 2013年4月 ]

沖縄の春。年間を通して亜熱帯の昆虫を撮影するうえで最も勝負の時期といえます。それに気付いたのはここ2年のことでした。天候、気候も不安定な時期。それでもこの3・4月の僅か2ヶ月しか姿を見せない昆虫が数多くいます。中でも花に集まるカミキリムシの仲間は2週間足らずで発生を終えるものもいるので、これらに出会うのはまさに運だけが頼りです。ですが、今年のようにまんまと休日と悪天候が重なると厳しいもので、結果1種類も出会うことはできず、今シーズンも目標を達成できないまま幕を閉じました。
写真はチュウジョウコメツキモドキという体長僅か1センチたらずの小さな甲虫です。個体数は比較的多いのですが、毎回その繊細な姿を撮影するのに苦戦を強いられていました。今回はなんとか体表の質感を自然光に近い状態で表現し、脚、触角、目の部分までピントを合わせることができましたが、その隠された蒼い体色を表現することはできませんでした。まあ止まっているシダの葉脈や色彩を表現するのに気を配らなければできなかったこともないのですが、やはりストロボ光で葉がハレーションを起こしているとなんとも不自然で満足がいきません。昆虫の佇んでいる環境もまた犠牲にしたくない要素なのです。昆虫を撮影するうえではこういった駆け引きが、難しいところですが、これもまた醍醐味だといえるのかもしれません。

<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash+FL-36R>
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by kumaken0820K | 2013-04-21 03:16 | 昆虫類
オキナワルリチラシ
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[ 沖縄県国頭村 2013年3月 ]

曇天な上に肌寒い強風。日中に活動をする昆虫を探すには最悪の条件ですが、この日は何故か林道沿いに生えるアカメガシワの樹冠で昆虫達の活動が活発でした。オキナワコアオハナムグリ(コガネムシの仲間)を筆頭にイシガケチョウ、昼行性の蛾、オキナワトラフハナムグリ、オキナワトゲヒゲトラカミキリ、アブの仲間などなど、それはまさに昆虫たちの宴といっても良い光景でした。そのなかで一番会場を賑していたのが、このオキナワルリチラシという昼行性の蛾。触角から頭部、そして羽のところどころに施された瑠璃色の模様は、蝶に退けをとらない美しさです。普段は森の中でポツポツとしか見ない蛾ですが、今回は大好物の花の蜜を求めてたくさんの個体が集合していました。春先に現れる昆虫の大半は蝶やアブなどを除き、3.4月で姿を消すようですが、本種の発生時期は長いようで、図鑑によれば沖縄本島では春先から秋口にかけて見ることができるそうです。
これをさらに上回る美しさを持つマダラガの仲間サツマニシキという強者もいるのですが、こちらは個体数が少ないのか未だに見ていません。

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白い模様の部分が目立つ個体

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腹側にも瑠璃色模様がある。

<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO +EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash>
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by kumaken0820K | 2013-04-19 18:49 | 昆虫類
沖縄本島北部にてイワサキクサゼミの初鳴き
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[ 沖縄県名護市 2013年4月 ]

やっと沖縄島北部も亜熱帯らしい気候になってきました。名護市周辺の日中の気温は24℃前後、夜間は20℃台の日が続いています。でも最北の国頭村あたりは夜間はまだ少し肌寒いのかもしれません。
さて、今回の話題は日本最小のセミのイワサキクサゼミ。ご覧のとおり、人差し指の爪先ほどしかない小さなセミです。ちょっと季節はずれに思われるかもしれませんが、名護市のとあるサトウキビ畑ではもう鳴き声を聞くことができました。でも実はコレはおかしなことなのです。
このセミの分布は八重山諸島、宮古諸島、沖縄諸島で、以前の本島内における分布は中南部だったようですが、ここ最近なのか、本島北部にまで分布を拡大しているのです。北部に本種がいることに気付いたのは去年の5月でした。自力で分布を広げたのではという意見も聞きますが、毎回本種を観察していて、セミにしてはあまりに飛翔距離が短く、リュウキュウアブラゼミなどの大型種と比べると飛び方もひ弱でまっすぐ飛ばず、かなり雑な飛び方をします。つまり飛翔するのがとても下手なのです。その鳴き声を聞いた畑は名護市でも北のほうに位置するので、本島中部からその間にある名護の市街地を経由して飛んで来たようには思えないのです。僕自身はサトウキビの苗かもしくは観葉植物の苗に幼虫、成虫が紛れ込んで持ち込まれたのではないかと思っていますが、真相は未だわかりません。

<RICOH CX5>
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by kumaken0820K | 2013-04-18 21:45 | 昆虫類
小雨の中のハナサキガエル
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[ 沖縄県国頭村 2013年4月 ]

小雨の降るヤンバルの渓流。こんな日は日中でも森の中は薄暗く、少し不気味です。
苔むした崖の上に1匹のハナサキガエルが鎮座していました。主に夜活動する彼らにとっては日中の小雨は心地よいのでしょうか。この表情を見ているとなんだかそんなふうに思えました。

<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED14-54mm F2.8-3.5>
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by kumaken0820K | 2013-04-17 19:49 | 両生類
ホソミシオカラトンボの♀
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[ 沖縄県国頭村 2013年4月 ]

昨日のヤンバル探索。天候の崩れる少し前に寄った湿地を歩いていたら、アブラガヤの隙間から黄色いトンボが飛び出してきました。黄色いトンボはベニトンボ(未成熟個体)やウスバキトンボなどがこの時期に見られるのですが、どうも様子が違ったので驚かさないよう近づくとそれはシオカラトンボ ホソミシオカラトンボの♀個体でした。本種は八重山諸島では普通に見られるようですが、沖縄本島では分布が局所的だそうです。これは良い穴場を見つけてしまったのかもしれません。

PS:コメント欄にてご指摘下さったDodo-Boyさんに御礼申し上げます。

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<OLYMPUS E-3/SIGMA APO MACRO 150mm EX DG >
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by kumaken0820K | 2013-04-17 10:11 | 昆虫類
僅か数例の記録 オキナワトゲヒゲトラカミリ
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[ 沖縄県国頭村 2013年4月 ]

今日の天気は予報では晴れのち曇りと出ていたので、朝早くからヤンバルへ出かけてみると、昼過ぎあたりから予報外れ、雷、強風を伴った雨に見舞われました。まさか今回までもその雨男度が発揮されるとは。。。仕方なく1時過ぎには現地を出発し、帰路に着きました。
さて写真は肌寒い風の吹き荒れる中林道のアカメガシワに複数いたトラカミキリの一種。昨日の晴天の余韻なのか、昆虫が活動するには悪い条件が重なっているのも関わらず、蛾やハチなどとともに晴れの日の状況と変わりなく、動き回っていました。林道沿いは風が吹き荒れ、なかなか思うように撮影できませんでしたが、粘るに粘って、なんとか種類の識別点である背面の模様を撮影することができました。カミキリムシは甲虫のジャンルでも好きな部類ですが、遭遇時は全く種類が分からず、以前図鑑を見て、なんとなく記憶していたオキナワズマルトラカミキリもしくはムネモンアカネトラカミキリなのだろうと思っていましたが、いざ図鑑の2種と撮影したトラカミキリを見比べてみると、全く模様、大きさが異なりました。
さらにネットで『沖縄 トラカミキリ』と検索すると、いくつかの候補の中に同じ模様のものを見つけました。その名もオキナワトゲヒゲトラカミキリ。トゲヒゲトラカミキリといえば実家のある横浜の野山でもちょうど今ぐらいの時期から出現する小型のカミキリムシなのですが、前者は後者とは亜種関係にあるわけではなく、全くの別種だそうです。そして驚いたのはオキナワトゲヒゲトラカミキリは1988年に国頭村北部の林道で♀が1個体採集されてから、今までに僅か数例しか記録がないというのです。まさかの珍虫との遭遇。事前に知っていれば、もっと真面目に撮影していたのでしょう。今更になって悔いが残ります。
今日アカメガシワの花で遭遇した個体数は数えただけでも6匹近くはいたように思います。それも1箇所に集中していたので、もしかしたらとても良い穴場を見つけてしまったのかもしれません。
しかし、今月の後半は沖縄本島を数日離れるので、むこう一週間の天気や仕事との兼ね合いもあり、4月のヤンバルへ通えるのは今日が最後となりそうです。
つまり満開のアカメガシワの花と本種をセットで撮影するのは来年の春まで待たなければならないわけですが、果たしてその頃は今回のように発生していてくれているでしょうか。


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<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash>

オマケ
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トゲヒゲトラカミキリ  [ 神奈川県葉山町 2008年5月 ]
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by kumaken0820K | 2013-04-16 17:31 | 昆虫類
キボシツツハムシ 
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[ 沖縄県大宜味村 2013年4月 ]

4月頃になるとキボシツツハムシたちが活動をはじめます。ずんぐりとした円筒形の体に黄色の斑模様が可愛らしい昆虫です。本種は本州にも広く分布するようですが、その模様や色彩は別種と思えるほど地域によって変化に富んでいるようです。僕は沖縄の個体群のカラーが一番気に入っています。

今日はヤンバルへ出撃します。いったいどんな発見があるでしょうか。

<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash+FL-36R >
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by kumaken0820K | 2013-04-16 01:15
オキナワクシヒゲボタル
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[ 沖縄県国頭村 2013年3月 ]

一月前の話になりますが、フィールドでの撮影を終え、原付のリアボックスに荷物を積み込んでいると、クワズイモの葉の上に止まる小さな甲虫が気になったので、撮影してみました。最初はこのシーズンになると嫌というほど目にするオキナワアカミナミボタルかと思っていましたが、後に画像確認してみると、どこか違うのです。実際過去に撮影したミナミボタルの写真と比較したら、一目瞭然。触角の形状、前胸の雰囲気が全然違います。はて、いったいコヤツは何者か?小さな昆虫で名前のはっきりしない種はおそろしいほどたくさんいるので、ホタルかそれに近縁のハナノミの一種としていました。
そして昨日のこと。ベニボタルの記事を書くため、ベニボタルの仲間”アマミクシヒゲベニボタル”を検索していたところ結果内容に”オキナワクシヒゲボタル”というワードが出てきたので、上記の種の沖縄亜種かと勘違いし、ページを開きました。すると全然想像していた昆虫の姿の写真が出てきてました。”ダメか。。コイツじゃない” 昆虫を写真で紹介するときは”~の一種”では納得がいかない性分なので、ベニボタルの正式和名がわからなかったことに少しがっかりしていました。が、ふともう一度画像を眺めてみるとどっかで見た顔。。。「あっ!コレひょっとしてヤツじゃないか!?」 PCの画像庫のものと照らし合わせると、紛れもなくソレなのです。しかも沖縄島固有種ときたから大本命。本種が珍種であるかどうかはわかりませんが、あのとき真面目にレンズを向けていて良かった。。。ひたすら昆虫の種数を撮っている僕としては一言では言い表せない達成感に満ちていました。とまあどうでもイイ自己慢の話をだらだらと書いてしまいましたが、一般の20代の若者とはちょっと(いやかなり)ピントのずれているのがお分かり頂けたのではないでしょうか。

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オキナワアカミナミボタルはこんなヤツ

[ 沖縄県名護市 2012年3月 ]

オキナワクシゲボタルを見つけたページ↓
http://nakijingusuku.com/shizen/2010/05/post-83.html

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by kumaken0820K | 2013-04-12 20:28 | 昆虫類