沖縄での生活とそこに息づく生き物たちの生活を綴ったブログ 許可なく当ブログの写真の使用、複写を禁じます。当ブログに関してご意見・ご感想・写真貸出等のご用名は下記アドレス宛にお願いします。ryukyum1973@yahoo.co.jp
by くま次郎
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<   2011年 09月 ( 24 )   > この月の画像一覧

原生林の徘徊者  オキナワマルバネクワガタ
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国頭村 9月

昨晩はヤンバルテナガコガネとの衝撃的な出会いがありましたが、実はもうひとつ念願の昆虫に出会うことができました。その昆虫はオキナワマルバネクワガタ(Neolucanus protogenetivus okinawanus )です。そのメノウのような光沢のある姿は、かつて黒いダイヤモンドと唄われたオオクワガタを凌ぐ輝きで綺麗でした。このクワガタもテナガコガネと同じく、ヤンバルの原生林の奥地に生息する沖縄島特産種の昆虫で、数が少ないのにも関わらず、今だに天然記念物または保護動物に指定されていません。近縁種は八重山諸島の石垣島、西表島、与那国島にヤエヤママルバネクワガタ、奄美大島、徳之島にアマミマルバネクワガタが生息していて、かつては本種を含む3種をタテヅノマルバネクワガタと呼び、同種として扱っていたようです。去年は林道で♀のみ4頭遭遇していましたが、今年は運よく一晩で、林の中を歩く♂3頭と♀1頭に出会えました。ちょうど発生木であるスダジイの老木の中から羽化して出てきたばかりのようで、とても狭い範囲で見つけることができました。
近年過剰な採集圧により激減しているそうなので撮影のみに留めました。


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小歯型の雄個体




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by kumaken0820K | 2011-09-28 23:50 | 昆虫類
幻の甲虫王 ヤンバルテナガコガネ

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国頭村 9月

昨晩は意を決して、GPSを頼りに林道から片道2時間程かけて単独でやんばるの森奥深くへ入りました。
そしてそこで出会ったのは、日本最大の甲虫にして国指定天然記念物のヤンバルテナガコガネ(Cheirotonus jambar )でした。まさかこんな大物に遭遇するとは想わなかったので、驚きのあまり手が震え、カメラバッグから機材をなかなか取り出せませんでした。この巨大なコガネムシは今から28年前の1983年に沖縄島北部ヤンバルで発見された特産種で、翌年の84年に新種記載、さらにその翌年85年(僕の生まれた年)に天然記念物に指定されたようで、全世界でみてもここヤンバルにしかいない大変貴重な昆虫です。その重厚な巨体と長く伸びた前足は外国のカブトムシに引けをとらない迫力で、また毅然とした態度に神聖さを感じました。以前本種を見かけたという知人の話によれば、この昆虫は普段はシイの大木の高い場所にいるそうで、そうそう下のほうには降りてこないとのことでしたが、このときは虫の気まぐれか地上1メートルほどの幹でジッとしていたので、運よく撮影できました。次また会えるかはわかりませんが、この甲虫王にはこれからもずっとヤンバルの地で生き続けてほしいと切に願い、樹上へと姿を消す後ろ姿を見送りました。この奇跡的な出会いは一生の宝物になりそうです。
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by kumaken0820K | 2011-09-28 08:51 | 昆虫類
田芋畑のコガタノゲンゴロウ
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沖縄島北部 2010年 5月

コガタノゲンゴロウは本州、九州では環境の悪化でほとんど見られなくなったそうですが、沖縄島の中部から北部では水田や沼地などで割合多く見かけます。きっとそれだけ水生昆虫にとって良い水辺環境が整っているのでしょう。とはいえこの沖縄島でも近年農業の移り変わりによって水田が少なくなり、年々生息域が狭められているそうです。写真は田芋畑で夜間水底の浅いところを徘徊していた個体。

<OLYMPUS  E-510 /SIGMA 105 Macro /FL-50 Flash マニュアル発光 /絞り優先AE>
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by kumaken0820K | 2011-09-27 00:10 | 昆虫類
ヤンバルを代表する野鳥 ヤンバルクイナ
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国頭村 9月

昨日の晩から今朝方にかけてまたヤンバルへ出かけてきました。なかなかお目当ての昆虫には出会えず、午前5時に林道の最終ルートを下り、朝焼けの中県道をゆっくり走っていると、頭上の木の枝になにやら鳥らしきシルエットがあったので、その木の真下へ原付を止めました。高さ5メートルあたりの枝にライトを照らすと、その影の正体はなんとヤンバルクイナ(Gallirallus okinawae)でした。しかも二羽!大きさが違ったので、親子のようでした。実は樹上で休んでいるシーンに遭遇したのはこれが初めてで、まさかこんなに低いところに止まっているとは思いませんでした。しかしこんな好条件が揃っているにもかかわらず、この日はズイコーの70-300望遠レンズを持ってきていなかったので、少しでもその姿を大きく写そうと、その時持っていたレンズ中一番焦点距離の長い、シグマの100ミリマクロレンズとテレコンバーターを組み合わせて、なんとかクイナと判る写真が撮れました。とにかくオレンジ色の口ばしとお腹のちりめん模様がなんとも印象的でヤンバルのシンボルに相応しい姿でした。撮影ポイントは国頭の主要集落からそんなに離れてないわかりやすい場所だったので、日を改めて今度は望遠レンズで挑みたいと思います。

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ヤンバルクイナの親子?

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by kumaken0820K | 2011-09-25 16:23 | 鳥類
洞窟の中で暮らすイヘヤキマダラウマ
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南城市  2009年12月

一昨年の12月に遡りますが、ふと洞窟に棲む昆虫に興味が沸いて、南部の洞窟へ入ったことがありました。
そこで見つけたのがこのカマドウマの仲間です。このバッタに近い昆虫は本土にも数多く生息していて、山間の公衆便所によく出没することから通称”便所コオロギ”なんていう酷い俗称があります。写真のものは全長は1センチほどと小さく、ずっとカマドウマの幼虫かと思っていましたが、その約1年半後の一昨日、「琉球の鳴く虫たち」という専門書で調べたら、体の色や模様からしてイヘヤキマダラウマ(Neotachycines obuliquofasciatus)だということが判りました。この種は沖縄島とその周辺の離島伊平屋島の洞窟内に生息するそうで、ある意味固有種です。南西諸島のカマドウマの仲間は島ごとに細かく分化しているようなので、今後も新種記載が相次ぐのではないかと言われています。

ちなみにカマドウマの仲間は皆羽を持たず、発音器官もなければ、聴覚器官もないので、オスは同種のメスへのアプローチをする際、腹の部分から特殊な臭いを放出してコミュニケーションを取るそうです。それもヌカミソが腐ったような臭いだとか。。。見た目も住む環境も変わっていれば、生態も変わった虫なんだなと思いました。でも考えてみれば僕ら人間もTVや雑誌でどこどこの香水を使う良いとかなんとか言っているのを見ていると、この虫達とそれほど変わらないのかもしれません。

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産卵管を持ったメス

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生息環境



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by kumaken0820K | 2011-09-24 00:59 | 昆虫類
故郷では絶滅危惧種  アシジマカネタタキ
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本部町 9月

今月の初めに本部町へ出かけた際に撮った写真をPCで整理していたら、興味深いものを見つけました。最初は日本全土に生息する鳴く虫の一種カネタタキの幼虫と思っていたのですが、画像拡大してよく見てみるとどうも違う気がしてなりません。そこで一昨日名護の本屋で購入した「琉球列島の鳴く虫たち」(大城安弘 氏著 鳴き虫会出版)で調べてみると、どうやらアシジマカネタタキ(Ectatoderus annulipedus)という種類のようでした。琉球列島から本州に生息しているらしく、さらにネットで調べてみると、僕の故郷神奈川県では、真鶴町と三浦半島の極限られた沿岸地域でしか確認されていないそうで、絶滅危惧Ⅰ類扱いになっていました。まさかそんな珍しい虫だと思いもしなかったので、即画像庫ファイルから昆虫写真リストに追加しました。少しマイナーな路線の昆虫ですが、普段は見過ごしてしまっている小さな虫も後で調べてみると意外な発見があります。写真の個体は雄の成虫のようで、鳴くための羽は長く伸びた背中(前胸背)に収納されていて外からは見えないようです。

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by kumaken0820K | 2011-09-23 01:31 | 昆虫類
葉隠れの術の達人  クサキリモドキ
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国頭村 9月

琉球列島には本土の昆虫と比べ、とてもユニークな昆虫が数多く生息しています。その中で僕が気に入っている昆虫ベスト3の虫がこのクサキリモドキ(Togona unicolor)です。別名ヒラタツユムシとも言います。姿は一見ただのバッタのように見えるのですが、葉で休む時または驚いた時に下の写真のように中脚と後ろ脚を羽の中にしまい、さらには羽を平らにして葉っぱのような姿に変身してしまいます。こうすることで止まっている葉に擬態し、天敵である鳥の目を欺いているようです。
でもその変身のスピードは意外と遅く、虫の体をつついてから完全に葉っぱ型になるまで約15分はかかった気がします。せっかくの擬態もこんなに変身スピードが遅くては本当に役に立っているのか、不思議で仕方ありませんが、そんな呑気な性格(?)もまた気に入ってる理由の一つです。
国内分布では奄美大島から西表島まで見られますが、沖縄島では北部の原生林に僅かしか生息していません。

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葉っぱモード

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by kumaken0820K | 2011-09-21 14:32 | 昆虫類
サンダンカとシロオビアゲハ
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本部町 9月

クモに捕まったクロアゲハを撮影した同日に出会ったシロオビアゲハです。沖縄で最も数の多いアゲハチョウですが、いつでも遭える蝶なのでそれほど真剣に撮っていませんでした。今回は通常のマニュアル(手動)フォーカスでピント合わせはせずに、C-AF(動体予測オートフォーカス)機能を使って撮影してみました。このオートフォーカス機能は動く物に常に自動でピント合わせを行っているので、ピントが合ったと思う瞬間にシャッターを切れるのが利点です。ついこの前専門書で知ったばかりで、まだまだ使い慣れない機能ですが、アゲハチョウのように常に忙しなく羽を動かして、花から花へ飛び移る被写体を捉えるにはとても有効だと思いました。

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by kumaken0820K | 2011-09-19 23:48 | 昆虫類
小さな狩人に捕らえられたクロアゲハ
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本部町 9月

昨日は隣町の本部にあるサンダンカ並木へ蝶の撮影に出かけたら、妙な姿でぶら下がっているクロアゲハを見つけました。最初は花に口がひっかかり、もがいているうちに力尽きてしまったものだと思っていましたが、よく見てみると頭の部分になにやら脚のようなものが、がっしりとしがみ付いています。「なるほどコイツだったか~」。チョウを捕まえている脚の正体はアマミアズチグモ(Thomisus kitamurai Nakatsudi )という小さな蜘蛛でした。この蜘蛛は花の中に潜んで獲物を待ち伏せるハンターで、その大きさからは想像できない腕力で自分の体の倍はあろうかというチョウを捕らえてしまいます。今までにもセンダングサの花に訪れたモンシロチョウやタテハチョウなどを捕らえている姿をよく見かけましたが、10倍以上もある大きな獲物を捕らえているシーンには初めて遭遇しました。でも獲物になってしまったクロアゲハは沖縄では少なく、まだ1度も撮影していない種類だったので、小さな先客に少々悔しい思いをしました。
沖縄島には近似種のオキナワアズチグモ(Thomisus okinawensis)が生息していて、こちらは目の周りにある三角形の縁取りが赤紫色をしています。

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別の葉に止まっていた個体。クモというよりはまるでダニのような形

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by kumaken0820K | 2011-09-19 10:19 | 蜘蛛型類
オキナワハンミョウの寝顔
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今帰仁村 9月

ハンミョウといえば昼間は近づいたらすぐ飛んで逃げてしまい、その姿をアップで撮るのはなかなか難しい昆虫です。ところが夜は沢沿いのシダの葉などに止まっていて、こちらがライトを当てながら顔面スレスレまで近づいてもぴくりともしません。写真は自宅アパート近辺の沢で見つけたオキナワハンミョウ(Cicindela japonica okinawana)で、なんと一株のシダの葉に5匹も寝ていました。他のシダもそうかと思って何株か探してみると、1匹もついていません。以前このような光景を徳之島のアマミハンミョウでも見たことがあったので全く同じだなと思いました。日中は1匹狼の彼らですが、夜は野鳥などの天敵を恐れ、皆仲良く同じ場所で寝ているのかもしれません。

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by kumaken0820K | 2011-09-18 09:15 | 昆虫類