アマミノクロウサギ
2013年 07月 12日
鹿児島県奄美大島 2013年7月
もう3回も奄美大島に来ていながら同島のシンボルといえる動物アマミノクロウサギを撮影していませんでした。さすがに今回こそは撮影せずに帰れないと思ったので、滞在3日目の晩は望遠レンズを装着したカメラをぶら下げ真夜中の林道を原付で徘徊しました。夜の林道においての遭遇率は沖縄のヤンバルクイナ以上に高く、よほどの荒天でなければ、少なくとも1頭には出会えます。この晩は3頭に遭遇。うち1匹が林道脇でじっとしていたので、撮影を試みてみました。やはり彼らは聴覚が優れていて、ちょっとした足音でもすぐに反応し、逃げてしまいます。このときは足を地面の上に滑らせるようにして接近。内蔵ストロの光が届く距離まで寄れました。ストロボ光で赤く光る目は不気味ではありますが、丸くて短い耳と口をモグモグと動かす動作がなんとも愛らしい動物でした。
<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5/内蔵ストロボ>