アマミオオメコバネジョウカイ
2013年 03月 27日
[ 沖縄県国頭村 2013年3月 ]
この時期よく遭遇する昆虫の一つがアマミオオメコバネジョウカイ。全長は5ミリ程度のホタルに近い昆虫です。和名のとおりデメキンのように目が大きいわけですが、本種で注目すべきなのは”コバネ”の部分。この昆虫はカミキリムシやカブトムシと同じ甲虫のカテゴリーに所属しますが、鞘羽(さやばね)と呼ばれる羽が極端に短く、飛翔に使うための柔らかい羽が露出した状態になっています。鞘羽の部位は背中の黄色い部分までで、いかにコンパクトであるかがわかります。鞘羽は本来、甲虫の急所である腹部をカバーする役割も果たしているのかと思うのですが。。。なぜ彼らは防御を手薄にするリスクを犯してまでこんな姿になってしまったのでしょうか。
このような体の構造をした昆虫は他にカミキリムシ、ハネカクシの仲間が知られていますが、なぜそのような容姿になったのか書かれている文献は見たことがない気がします。
<OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0+EC-14 Teleconverter/TF-22 Twinflash>