北部にもいたイワサキクサゼミ
2012年 05月 17日
名護市 2012年5月
今日の昼は大宜味へ向かう途中、屋我地島を経由したのですが、道路脇の草むらから聞こえてくる虫の声が気になり、鳴き声の主を探してみました。昼のススキ原に響き渡るジーーーッッ♪という鳴き声はどこかで聞き覚えがあります。でも南部にしかいない筈のあのセミが北部に居るわけないし、きっと鳴く虫のキリギリスの仲間だろうと思っていました。しかし、捜索しているうち鳴き止み方の特徴が明らかに違うのに気付きました。鳴く虫(バッタ系)ならば余韻を残さず、ピタっと鳴き止むのに、この鳴き声は止む際にジッジッッッ・・と余韻を残します。これは明らかにセミの鳴き止み方です。これは間違いない!と思いさらに根気よく探すと、思ったとおり 鳴き声の主は日本最小のセミ イワサキクサゼミでした。南部ほどではありませんが、やはりススキの葉に番が鈴なりにくっ付いていました。それにしても何故今帰仁や他の北部地域では鳴き声が聞こえないのにこの屋我地島だけはいるのでしょうか?
南部で栽培されたサトウキビの苗か何かに幼虫が紛れて持ち込まれた可能性が一番高そうですが。。もしかしたら元々屋我地にはいたんでしょうか。
南部にしか居ないはずのセミを北部の島で見つけて、とにかく驚いたわけですが、それと同時にこんな近場にいたのなら、この前南部までわざわざ出かけた苦労は水の泡だったなあと思ってしまいました。
<1枚目:OLYMPUS OM-D EM-5/M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ/ISO320>
<2枚目:ZUIKO DIGITAL ED8mm Fisheye F3.5+EC-14+MMF-3/ISO400>